コケ類のことですね。一般的には湿気を好み、渓流のそばなどに生えますが、乾いたところに生える種類もあります。
万葉集では時間の長さを表現するのに「苔生(む)す」という言葉が使われています。
妹が名は千代に流れむ姫島の小松がうれに蘿生すまでに
いつの間も神さびけるか香具山の桙杉の本に苔生すまでに
奥山の岩に苔生し畏くも問ひたまふかも思ひあへなくに
み吉野の青根が岳の蘿むしろ誰れか織りけむ経緯なしに
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安太へ行く小為手の山の真木の葉も久しく見ねば蘿生しにけり
奥山の岩に苔生し畏けど思ふ心をいかにかもせむ
敷栲の枕は人に言とへやその枕には苔生しにたり
結へる紐解かむ日遠み敷栲の我が木枕は苔生しにけり
我妹子に逢はず久しもうましもの安倍橘の苔生すまでに
葦原の瑞穂の国に手向けすと.......(長歌)
神なびの三諸の山に斎ふ杉思ひ過ぎめや苔生すまでに